痔瘻になった③〈肛門科デビュー〉
ようやく一晩明け、痛みは治まらず膿胞はさらに大きくなっていた。
これはいよいよヤバイ。
爆発する。
朝一で診療してもらおうと、とりあえずおケツを洗うためにシャワーを浴びる。
患部を確認すると昨日は5㎝位の膿胞が8㎝位に成長しているではありませんか!
ヤバイヤバイヤバイヤバイ
昨夜の膿胞内でのバイ菌のパーティーは相当盛り上がったようだ。
診療は9時半からなので息も絶え絶え朝ごはんを作る。
ごはん、みそ汁、納豆、生卵、以上。
もう目玉焼きすら作れない。
片づけも放棄。無理無理無理。
少し早いが病院へ向かうことに・・・。
家の前で病院までどうやって行こうか悩む。
バスの時間を見ると今しがた行ったばかりの模様。
タクシー乗るほどの距離でもないし第一もったいないので乗りたくない。
意を決して自転車に乗るも、おケツが痛くて座れない・・・。
仕方ないので立ちこぎで2キロ先の病院まで行くことに。
道中特にハプニングもなく無事到着。
病院に入ったら診療時間前だというのにもうすでに5人も待っていた。
初診なのでアンケートを書いて待つこと40分・・・
ようやく名前が呼ばれた。
先生:「こんにちは今日はどうされました?」
私:「こんにちは。なんだかおしりが腫れてまして・・・」
先:「えっ!?じゃあ早速見せてください。おしりを出して診察台に横向きに
体育座りするように寝てください」
先生はおしりを見せるのが申し訳なくなる位、
爽やかでちょっとイケメンで優しそうな感じ。
・・・などと言ってる場合ではなく、
言われた通りズボンを膝まで降ろし診察台上で体育座りで寝る・・・
実に情けないポーズだがもはや恥ずかしがってる状況ではない。
先:あーこれはひどい。
この「どうしてこんなになるまで放っておいたんですか?」と
「なんでもっと早く病院に来なかったんですか?」というフレーズは
病院に行くたび聞いているような気がする。
私:っす、すいません・・・・。
先:じゃあちょっと触診しますよ。おしりに指が入ります。ごめんなさいね~
私:ほげっ
尻の穴に指を入れられるのは初めての経験で、
なおかつおケツが炎症を起こしているためとっても痛かった。泣いちゃうかと思った。
先:ちょっとカメラ入れますね~
私:ヒィー
先:あ~やっぱり痔瘻ですね~。
私:えぇ~(´Д`;)
ここで痔瘻確定。受け入れがたい事実・・・。
先:ではズボンをはいて下さい。これから説明しますからね。
いそいそとズボンをはき説明を受ける。
先生が痔の小冊子を出し、
あんたは「肛門周囲膿瘍+痔瘻」ですよとの事。
肛門周囲膿瘍?
ナニソレェ・・・
次回に続く・・・