痔瘻になる②〈痔瘻ミッドナイト〉
前回のやらかしにより、
おケツのズキズキを一晩やり過ごす事になってしまったわけですが、
一応かろうじて主婦のため子供の世話をしないといけない・・・。
ままぁ~おなかペホペホ~
・・・でた。
子供らの めし出せコール。
晩御飯はすでに19時の時点で食べさせている。
うちの子供たちは大して腹が減ってない状態でもペコペコを主張する。
ここでいう奴等のペコペコはおやつかアイスを出せと言っているのだ。
こんな時、もちろん旦那は何もしない。
呑気に録画した高校野球を見ながらスマホの野球ゲームに興じるという、
野球尽くしのプライベートタイムを満喫しているのだ!
(どんだけやきうが好きなんだ)
冷蔵庫には梨とオレンジとバナナが入っているがベッドから立ち上がり
それらの皮を剥いて出し、食い終わったら手を洗わせて、皿を片付けて・・・
なんて今は拷問に近い作業である。
脂汗ダラダラで戸棚を漁っていたら幸いなことにポテチを発見!!!!
今は皿すら洗いたくないのでチラシの上にザッと出して食べさせる。
歯磨きも仕上げ磨きを放棄。今日は無理マジで無理。
あーダメな母親(笑)とか考えながらこの日はもう寝てしまうことに・・・。
しかしおケツのズキズキはそう簡単には寝かせてはくれません。
きっとこの日のおケツの膿胞内はこんな感じでしょう。
ファック!!
しかし、明日にはお通夜にしてやるぜ。
せいぜい今のうち大音量のユーロビートでパーティを楽しみな!
・・・
痛いのとおケツの膨張感でどうにここうにも寝られないので
シムス体位とラマーズ法で痛みを逃がす。
↑シムス体位
真っ暗な部屋に響き渡るラマーズ法・・・
「ヒッヒッフゥ~、ヒッヒッフウ~・・・」
だめだどうしても寝られない・・・と、もう一発薬をキメる事に。
ボラギノールをかなりの量ガーゼに塗りたくり患部に湿布し、ロキソニンを飲む。
これらは夕方あまり効かなかったので藁にも縋る思いで正露丸を5錠ほど飲んでみる。
以前神経にまで達した虫歯に正露丸を詰めた所、たちどころに炎症が軽くなったため、
(歯医者さんは「虫歯に正露丸なんて効きませんよ!都市伝説です!」
などと言っていたが、私は絶対正露丸のおかげだと思っている。)
おケツの炎症にも効果があるはずだと、もはや薬の服用もまじない感覚である。
効果があったかはよくわからないが、その日は何とか眠ることができた。
痛い事や辛い事、負けない事投げ出さない事逃げ出さない事信じぬく事
ダメになりそうな時は寝てやり過ごすのが一番大事だと思った。
・・・・次回に続く。
痔瘻になる〈序章〉
お久しぶりです。1年以上ぶりの更新となってしまいました。
ブログを放置している間、ムスメ達が進学したり、パートを始めたり色々ありました。
ちょうど盆休みが始まったところで痔瘻という貴重な体験をしたので
レポートしたいと思います。
まず最初に違和感を感じたのはパートを初めて間もない去年の9月頃。
お風呂で体を洗っていたら肛門周辺に2㎝位のしこりが触れました。
もともと私はリンパが腫れやすい体質で、疲れたりストレスがたまると足の付け根や
扁桃腺が腫れることがしばしばあったため今回もまぁそれ系だろうと
特に気にも留めず1年間過ごしてきたのですが、
1週間前からしこりがどんどん大きくなっていることに気づきました。
それだけではなく患部が熱を持ち触ると痛むようになり、
あれ~?
もはやこれはしこりというより膿胞だなぁ。
・・・と気づいた時にはもはや座るのも困難なほど炎症を起こした状態で
もうこれは病院行かないとダメなやつ。
すぐ行こう肛門科に・・・。
病院が大嫌いな私が進んで病院に行こうと(しかもよりにもよって肛門科)
保険証やらお薬手帳やら準備していると、連休のはずの旦那(アスペ)が家にいない、
貴様今どこにおるんやと電話したらば、
「病院だよ。オレ今日大腸検査だから」
・・・・・
なぜ昨日、いや、朝の時点で言わんのだ。
っていうか、昨日酒飲んでたし晩御飯も食べていたのになぜ大腸検査!?
意味が分からない。
しかしここで旦那を追及しても意味がないので電話を切り、冷静に考える。
大腸検査ということはいつも検査に行く総合病院でかなり時間がかかる
今の時点で14時ということは最大16時位までかかるだろう・・・
子供らがいるので旦那が帰ってこないと外に出られない。
調べた病院の診療時間は18時までなので17時までに旦那が帰ればイケる!!
こんなに心から病院に行きたい!と願ったのは初めてでした・・・。
このころにはおケツの腫れがピークに達しており、
立っても寝転んでも痛い状態。
藁にも縋る気持ちで旦那のボラギノールを患部に塗りたくり、ロキソニンを飲み、
旦那の帰りをまんじりともせず待った・・・。
待った・・・!
待ったが・・・
無情にも旦那は18時になっても帰ってこなかった。
何回か電話しても出ないので検査結果が悪かったのかと心配になり、
少しだけ痛みを忘れることができた(薬のおかげかも)
結局20時頃帰ってきて、どうしたんだずいぶん遅いやんけワレと事情を聞くと、
「具合悪いって言ってたから飯食ってきた。」
・・・・・
どうして
次回に続く・・・